<コンサルタント・レビューは、実際に人生危機コンサルティングを終了した後、コンサルタントが簡略にコンサルティングの過程を記録したものです。>
この1週間、こころ治療過程中の治療会員の方の人生コンサルティングを毎日1~2件ほど実施しています。
すでにこころ治療中にいる方たちの中で筆者の要請により人生コンサルティングを無料で実施しました。この方たちはこころ治療をとおして自分の体、心、性のうち、心の問題(心理障害、重度心理障害、外傷トラウマ)を治療して、完治して幸せな人生を生きていけるように自ら努力されている方たちです。
この中で意味の人間関係である子供に問題が発生して困難を覚えている方が二人おられ、人生コンサルティングを行いましたが、各自の子供問題の様相は異なりましたが、人生コンサルティングの方法は同じでした。
人生コンサルティングをするときは、カウンセリングとは違って「子供問題に対する現象」に対して「心が作用するメカニズム」を主に対話をして、子供問題のなれゆき、子供問題に対する原因の分析はせず、問題の解決方法も提示していません。
親と子供の「心が作用するメカニズム」についてお互い話をしながらクライエント本人が自ら子供問題の原因を知るようにし、自ら問題の解決方法も分かるようにします。
カウンセリングは問題が発生した時、カウンセラーが特定の原因を分析して、これによって発生した問題の解決方法について助言をします。 しかし、人生コンサルティングは「クライエント自ら原因を探して問題を解決できるように「心が作用するメカニズム」について話をします。
今回、子供の問題で人生コンサルティングをした治療会員の方はコンサルティングをとおして本人のJIPこころ治療に対する理解不足によって治療が非常に遅れているという事実も知るようになったと思います。
また、子供に問題があったのではなく親として子供を見る観点の違いから子供に問題があるように感じていたということも新たに知ったのではないかと思います。 「心が作用するメカニズム」を知らないがゆえに誤解をしていたのです。
今回の人生コンサルティングをとおしてクライエントたちは子供に問題がないということを知り、子供との対話方法を知り、日常生活の中で子供にどのように表現すべきかを知ることで、問題があるときは子供自ら解決していけるように手助けしてあげることができるようになったと思います。
治療会員の方を対象にする人生コンサルティングをしながら、治療会員はこころ治療の原理を正確に知り、自分の治療と幸福への意志を持って努力することが何よりも重要だということを改めて実感しましたが、その理由はJIPこころ治療には「心が作用するメカニズム」を学習する「こころ教育」が含まれているからです。